呼吸も関係している?子供が虫歯になりやすい理由
2022.12.14
こんにちは。日比谷線広尾駅から徒歩1分のところにある歯科医院「なごみ小児歯科クリニック広尾」です。「毎日歯磨きさせているのに、子どもがすぐにむし歯になる」こんなお悩みはありませんか?あなたのお子さまに限らず、こどもは大人に比べてすぐにむし歯になってしまいます。その理由は主に「お口の中の環境」「食生活」「時間」が考えられます。
最近では、マスクをする生活が長くなっていることによって口呼吸が起こり、虫歯になりやすくなっているお子さまも多いです。効果的な予防対策をするために、まずはこれらの理由について知っておきましょう!
<お口の中の環境について>
子どもの歯はむし歯に弱い
子どもの歯は未成熟なため、大人の歯に比べてやわらかいのが特徴です。また、歯の表面を覆うエナメル質が乳歯は永久歯の半分ほどしかありません。これらの特徴から、子どもの歯はむし歯になりやすく、あっという間に進行してすぐに神経に達してしまう傾向があります。
歯磨きスキルが未熟
歯を「磨いている」と「磨けている」は、大きく違います。大人であっても歯をすみずみまで磨くのは難しいもの。そのためお子さまは、まだまだ歯磨きの「練習段階」です。毎日磨いていても磨き残しがあって当然なので、大人の仕上げ磨きと歯科医院での定期検診でフォローしてあげることが大切です。
口呼吸をしている
いつもお口を「ぽかん」と開けているお子さまは多く見られます。お口周りの筋肉が弱くてお口を上手に閉じられなかったり、鼻が詰まっていたり、出っ歯のせいだったり…。いくつかの原因がありますが、このようなお子さまは鼻ではなく口で呼吸しているため、お口の中が乾燥して唾液の洗浄・殺菌作用が弱まり、むし歯リスクが高くなってしまうのです。口呼吸はむし歯以外にも口臭や歯並びの乱れ、風邪をひきやすいなどの多くのデメリットがあるため、早めに直してあげる必要があります。
マスクをする生活が長くなる中で、マスクの中で口呼吸をするお子様がとても増えています。このことも最近では、お子様が虫歯になりやすい原因の一つであると考えられます。
<食生活と時間について>
砂糖を多く摂取する食生活
子どもは甘いおやつやジュースが大好きです。そして、砂糖が大好きなのはむし歯菌も同じ。それらを食べたり飲んだりするたびに、むし歯菌がどんどん増殖していきます。とくにペットボトルなどで炭酸飲料やスポーツドリンクを少しずつ飲んでいると、糖にさらされ続けるため、お口の中が酸性に傾きます。お口が酸性になるとむし歯菌が活動しやすくなります。このため、ちょこちょこ食べや、ちょこちょこ飲みは、常にむし歯菌が活動してしまい、やわらかい乳歯はすぐにむし歯になってしまいます。
<まとめ>
多くの保護者の方が歯磨きや砂糖の摂り過ぎには気を付けていると思いますが、食べたり飲む回数や口呼吸が関係していることは意外に感じたかもしれません。
当院ではお子さまのむし歯予防に力を入れ、さらに口呼吸などの悪いクセを直して歯並びを改善するマウスピースを使った矯正治療も行っています。
お子さまの歯やお口のことは、広尾駅徒歩1分の「なごみ小児歯科クリニック広尾」へお気軽にご相談ください。