唾液の力で虫歯予防

2023.01.23

唾液が少ないと虫歯になりやすい?

唾液の力で虫歯予防

こんにちは。

日比谷線広尾駅から徒歩1分のところにある歯科医院「なごみ小児歯科クリニック広尾」です。

「ちゃんと歯磨きをしているのに、むし歯になってしまった!?どうして?」

そのお悩み、もしかしたら唾液の減少が原因かもしれません。

唾液には、むし歯を予防する働きがありますので、日頃から唾液の分泌を促進させる習慣が大切です。

唾液が持つ力を活用して、むし歯の予防をしてみませんか?

実はすごい!唾液の力

唾液は、殺菌作用をはじめ、天然のデンタルリンスといわれるほどの優れた力があります。

殺菌、抗菌作用

唾液に含まれるリゾチームやラクトフェリンなどの成分には、むし歯の原因となる細菌の増殖を抑える働きがあります。

自浄作用

食べカスや歯の表面についた汚れを洗い流して、お口の中をきれいにします。

再石灰化

唾液に含まれるカルシウムなどのミネラル成分で、むし歯になりかけた初期むし歯の表面を修復する働きです。

お口の中を中和してくれる

飲食すると、むし歯の原因となる細菌が糖分をエサにして、歯を溶かす酸を作り出します。

唾液は、酸によって酸性になったお口の中を中和し、中性に戻して、むし歯になりにくい状態にしてくれます。

唾液が減少する原因って何?

唾液が減ってしまうと、むし歯を予防する唾液の力は発揮されにくくなりますね。

唾液が減少する原因を見ていきましょう。

口呼吸

普通は鼻呼吸ですが、口呼吸をすると乾燥した空気を口に取り込むため、唾液が蒸発してしまいます。

ストレス

ストレスが重なることで、自律神経の副交感神経が働きにくくなり、水分の少ないネバネバした唾液が分泌されて、お口が乾いた状態

食事の時にあまり噛まない

唾液腺の刺激が弱くなり、唾液の分泌効果が低下します。

効果的!唾液の分泌を促進させる方法

少なくなった唾液の分泌を増加させる効果的な方法について、ご紹介します。

唾液を増やしてお口の健康を守っていきましょう。

唾液腺のマッサージ

唾液を作る唾液腺は、耳の下、あごの下、舌の下にあります。

指で円を描くように、優しい力で5~10回マッサージして唾液の分泌を促しましょう。

習慣づけると効果が表れやすくなりますよ。

鼻呼吸に改善

口呼吸は唾液を減少させます。もし口呼吸になってしまっているとしたら、その原因となっている鼻炎などの治療が必要です。

鼻炎などではなく、口呼吸が癖になっている場合は、鼻呼吸を意識的に行うトレーニングを取り入れて、口内乾燥を防ぎましょう。

ストレスを減らしてリラックス

リラックスを意識して気分転換すると、自律神経の働きが改善され、サラサラの唾液がスムーズに分泌されるようになります。

日頃から、趣味を見つけるなどして、ストレスをため込まない環境を作っていきましょう。

よく噛んで食事をする

咀嚼をするほど唾液腺が刺激され唾液が出てきます。ひと口2030回を目安にゆっくり噛んでください。

むし歯かも?と思われたら、早めに歯科医院を受診していただくことをおすすめします。

なごみ小児歯科クリニックでは、予防に力を入れていますので、食生活や歯磨きの方法など、お一人お一人に合わせた予防法をご提案しています。

むし歯や唾液の量が気になる方はお気軽にご相談ください。ご来院をお待ちしています。