歯ブラシのお手入れ方法と交換時期について
2023.01.10
保育園の歯ブラシは大丈夫?歯ブラシのお手入れ方法と交換時期
こんにちは。 日比谷線「広尾駅」から徒歩1分の歯科医院「なごみ小児歯科クリニック広尾」です。 突然ですが、今朝使った歯ブラシのお手入れしていますか? 交換したのはいつですか? どんなに頑張って歯を磨いていても、歯ブラシそのものが“不潔”では意味がありませんよね。 とくに、小さなお子さまの場合は歯ブラシのすすぎがあまく、雑菌が繁殖していることがあるため注意が必要です。 そこで今日は、普段はあまり意識しない方の多い「歯ブラシのお手入れ方法・保管方法・交換時期」についてお話し致します。
歯ブラシのお手入れ方法
歯ブラシのお手入れは、流水洗いが基本です。
強めの流水をいろいろな角度から当てて、食べかすや細菌を洗い流します。
とくに毛の根元には汚れが溜まりやすいので、指で揉みながらていねいに洗いましょう。
歯ブラシの保管方法
歯ブラシの保管は、「乾燥」が鉄則です。
濡れた歯ブラシは雑菌の温床になるため、風通しの良い場所に保管してください。
または日当たりのよい場所であれば、日光消毒もできて一石二鳥です。
(真夏の直射日光は歯ブラシそのものが劣化してしまうため、長時間は避けましょう)
うっかりやりがちなのが、戸棚にしまったり、歯ブラシキャップを付けたりすること。
どうしてもこの保管方法にするなら、清潔なタオルやティッシュなどで完全に水気を取ってからしまうことが大切です。
また、家族の歯ブラシ同士がくっついていると、お口の細菌を感染させてしまう可能性があるため、1本ずつ離して保管しましょう。
歯ブラシの交換時期の目安
「毛先が開いてきたら交換しましょう」
このルールを頑なに信じている方も多いのですが、毛先が開いてからではやや遅いといえます。
歯ブラシは1カ月程度で毛のコシが失われ、歯垢を落とす効果が低下してしまいます。
また、使用期間が長くなるほど雑菌が繁殖しやすくなるため、見た目に問題がなくても1カ月に1回程度の交換が望ましいでしょう。
おすすめの方法が、「毎月1日に交換する」と決めてしまうこと。
忘れにくく、新しい月を新しい歯ブラシで始めるのは気持ちがいいものですよ。
保育園の歯ブラシはとくに要注意
さて、ここまで読んでいただくと、お子さまが園や学校などで使っている歯ブラシが心配になったのではないでしょうか?
とくに歯ブラシキャップをしていたり、うがいコップにしまうタイプの歯ブラシは要注意。
乾燥しにくく「カビが生えていた!」なんてこともあり得ます。
保護者の方もお子さまと一緒に定期的にチェックして、お手入れや交換をしてあげましょう。
当院では、歯ブラシの選び方やお子さまに合わせた歯の磨き方などをアドバイスしています。
歯やお口のことは、広尾駅より徒歩1分、「なごみ小児歯科クリニック広尾」へお気軽にご相談ください。